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2014年7月12日

上手くいく障害福祉サービス事業所の開設

 この前、福岡県内のとある市役所を訪問させていただきました。

 目的は、その市の障害福祉サービスの現状と今後の展開について意見交換させていただきました。

 障害福祉サービスは、行政と一体となっての福祉の向上につとめなけれなりません。

 そのため、福岡県のみならず、事業を行なう市町村とも充分な意見交換が必要です。

 また、その市町村だけではなく、障害福祉圏域の周辺の市町村の状況もしっかりと把握しておかなければなりません。

 て、なに難しいこと言ってんだとか思っているでしょう。

 簡単に言うと、その地域の状況を知らないと事業所が上手くいきませんよ。

 と私は思います。

 それはなぜか?

 利用者が集まらないからです。    

 事業所を開設しても障害者が集まらなかったら開店休業状態です。

 人件費などの経費ばかりかかって、経営が上手くいきません。

 赤字です。

 障害福祉サービス事業から撤退をしなければなりません。

 障害者のニーズ(需要)があるかと供給(他の事業所)が多くないかを調べる必要があります。

 それに、自治体からの独自の支援などもあるところも有ります。

 今回、訪問した自治体は、まだまだ、供給が追いついていないようでしたし、担当者の方が熱意があり、事業所を誘致する独自の制度もありました。

 私は、開設を計画される方に同行してそこを訪れましたが、

 「思わず、そこ(の自治体)でしたらどうですか?」

 と言ってしまいました。

 確かに魅力的な自治体でした。(そのためには、いくつか越えないハードルもあるので大変そうですが・・・。)

 上手くいく障害福祉サービス事業所を開設するためには、ただ、事業所を開設することが目標でないと思います。

 障害福祉サービス事業の需要と供給を見極めなければなりません。福岡市内でも東か、西か、南か。周辺自治体でも、糸島市、春日市、大野城市、志免町、久山町、新宮町、宇美町、粕屋町、那珂川町などなど。

 障害者の交通動線(車、電車、バスなど)も検討すべきです。

 他の事業所がどのくらいの定員か?

 どの事業種別を行なっているか?

 なにが、得意分野かなど

 その調査が重要になります。

 そして、対策が立てられます。

 これは介護事業の話ですが、

 すぐに上手くいくと人に言われてはじめた介護事業がなかなか上手くいかないんですが・・・。」

 という相談を受けることがあります。

 話を聞くと、「ああ、(経営的に)難しそうだな。」と思うことがあります。

 これは、事前の調査がしっかりできていなかったためだと思います。

 そういうところは、残念ながら大変でしょうね。

 まあ、その対策もあるんでしょうけど・・・。

 そのため、事前の調査や自治体などとの事前協議をしっかり行なうことが上手くいく障害福祉サービス事業所の開設になると思います。

 そのため、弊所では、調査や自治体などへの同行などご支援させていただきます。

 お気軽にご相談ください。