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2014年10月30日

アンパンマンこどもミュージアムの経済学

 今週は、アンパンマン一色ですね、それでは面白くないので私なりに考察したことを書きます。

 と言いながら今回もアンパンマンで引っ張ります・・・。(笑)

 福岡アンパンマンこどもミュージアムinモールの入場料は、1歳以上で1,500円です。大人も子供も同じ料金です。(平成26年10月現在)

 子供の料金を半額にした方がいいかなと言う意見もなりますが、経営サイドとしては、子供の料金も含めて運営費や設備費の償還を行なっているように思います。

 こういった「テーマ・パーク」は、毎年設備の更新というか増設を行なわなければすぐに飽きられてしまします。

 リピーターが大切だと思います。しかし、この場所では、新設の遊具や設備を入れるのは難しいと思いました。

 そこで、何度も足を運んでもらうためには、季節ごとや定期的なイベントを行なう必要があります。

 それで、10月だったので今回は、「ハロウィン」のイベントだったと思います。

 また、子供たちが飽きないように2時間ごとにダンスやパレードのようなイベントをいれ、さらには、その時間と交互するように紙芝居やパネルシアター、工作やお絵かきの時間などが組まれていました。そして、来場の満足度を高めている感じました。

 平日に行ったので時に思ったのが、スタッフの数が多いと言うことです。

 滑り台にも入口に1人、すべる上の方にも1人、すべり終えたほうにも1人と平日でお客が少ないにもかかわらず3人いました。

 その他にもいたるところでスタッフが配置されていました。小さい子供たちをターゲットとしているので安全対策の意味もあるのでしょう・・・。(推奨はしませんが、保護者がいなくても安全に遊べるように思えました。)

 そのため、人件費もかなりかかると思いました。

 通常だと、大人を1として子供が0.5だと、標準的な家庭(標準と言っても想定のことです)で、お父さん、お母さん、子供1~2人だと、2.5から3の収入になります。

 ここでは、大人も子供も1なので、標準的な家庭だと3から4の収入となります。

 人件費やイベント費用と思うと入場料を取ることも子供から入場料を取ることも合理的な選択だと思います。さらには、グッズ収入、飲食の収入などもありそうです。

 観光農園のビジネスモデルは、観光客相手だと、無料で農園開放して、レストランや買い物で収入を上げて農園を維持しているようです。

 そうすると、年間数回のイベントが精一杯でイベントが少ないから来場回数が限られ、農園の維持(花の管理なども)も限られてしまうそうです。

 そうなると来場者の満足度があまり無いようです。

 それで、知り合い観光農園では入場料を取りたいなといっていました。(しかし、取れないだろうとも・・・。)

 来場していただいた方に満足してもらうためには、投資や費用がかかります。それをどう回収するかがが経営の腕の見せ所、ビジネスモデルだと思います。

 経営者としては、お金を払ってもまた行きたくなる場所を作るのが大切だと思います。