福岡の行政書士ビリーブ

ブログ

タクシー会社の介護事業参入

2014年08月13日

 いつも当事務所のホームページをご覧いただきありがとうございます。


 今回は、介護事業のお話です。


 いつものようにホームページの検索キーワードを見ていたら、「介護タクシー・福祉タクシーの今後」と言うのが出ていました。

 「介護タクシー・福祉タクシーね」

 「うーん、わかんない。」(笑)

 と思ってしまいました。

 ただ、要介護・要支援高齢者や障害者にとっても外出の機会は難しく、タクシー等を利用しての外出の機会になると思います。

 そこで、多くのタクシー会社は、いわゆる「介護タクシー」の事業者として介護事業に参入してきたのだと思います。

 ただ、誤解を恐れずに言えば、私から見てタクシー会社の介護タクシー・福祉タクシーの参入は、一見攻めの経営に見えて守りの経営に見えます。

 それはなぜか?

 日本と言う市場自体が、少子高齢社会になり、高齢化率が増え続けています。

 タクシー会社の売上を作ってもらっていたお客さんが、高齢化し、その高齢者を対象に介護タクシーを行なっているので、結局の顧客は変わらない気がします。

 イメージで言うと、通常のお客さんの売上が減りつつ、高齢者の利用が増えているのであまり売上が変わらない。変化しない。みたいな。

 なので、介護タクシーの参入が悪いといっているのではありません。今までの売上を作るためには必須と思っています。

 しかし、高齢社会で介護事業がクローズアップされ、介護タクシーをはじめたけれど売上が伸びない。と言うことで不安になり「介護タクシーの今後」というキーワードで当事務所のホームページにたどり着いたんだと思います。

 「なぜ、売上が伸びないんだ」との問いには、「売上が伸びないのではありません。介護タクシーの参入よって売上が下がらないのです。(売上の下支えをしている)」と思います。

 ただ、やり方によっては新規参入によって新たな収益源になると思います。特に、その地域で介護タクシー・福祉タクシーを他の会社がしていない場合や需要が供給を上回っている場合です。

 と言うお話だけでは、面白くないですよね。

 1つのあり方としては、私の友人なんですが、タクシー会社を経営していてこの前、通所介護事業所(デイサービス)を開設しました。

 彼は、介護福祉士も持っていて、老健などで働いた経験があるため介護事業にある程度明るかったんですが、介護事業に本格参入しました。

 彼は、「人口減少していく地域で将来タクシー会社だけではやっていけない」という強い危機意識があったように思います。

 タクシー業界も規制によって成り立っている側面があるので、景気の変動はもちろん、その地域の人口減少が、売上や会社の経営を直撃すると思います。

 そこで、彼が考えた道筋として介護事業所の設立だったのだと思います。 (もちろん、私もいくつかアドバイスさせていただきました。)

 タクシー会社の中には、業歴が長い会社も多く、地域に密着した産業・事業なので、会社の基盤がその地域・場所にあることが多いと思います。その地域から逃げ出せない事業形態だと思います。

 社員抱え、事務所を抱え、車を抱えています。そこで、必要なのは、会社として事業を継続していくことだと思います。

 彼は、「介護事業に本格的に参入する」ということが1つの答えだったんだと思います。

 彼のように地域の人口が減少していく中で強い危機意識を持たれるタクシー会社の方たちには、「介護タクシー・福祉タクシー」の参入。そして、介護事業への本格参入。この流れが必要なのかもしれません。