福岡市は、独自に障害者の就労のために支援するためのセンターを設けています。
そこで、先月、福岡市障がい者就労支援センターに行ってきました。
福岡市内の障害者就労の状況とセンターの役割をお尋ねしたかったので、そのようなところから話をはじめました。
対応してくださったのは、所長の方でとても素敵な方でした。
こちらの質問にも丁寧に答えていただきましたし、生の情報をはじめいろんな情報をオープンに話していただきました。
まず、障害者の雇用の状況は、障害者雇用促進法により障害者の法定雇用率が2%に引きあがったことと対象事業者が300人以上の一般企業の事業所から200人に引き下げられたこと、さらには、精神障害者を法定雇用障害者数にカウントする方向性などにより一般企業の方からもかなり障害者を雇用したい要望が来ているとのことでした。
一般企業からは、障害者を雇いたいけれど、福祉的事業所(就労移行事業所、就労継続事業所A型・B型)からなかなか人材育成ができた障害者の数が少ないとのことが悩みのタネのようでした。
福祉的事業所は、障害者が通所してくれるだけで報酬が出るので、来てくれるメニューを考えたりする事例もあり、もう少し目標を高めに設定しても良いかなという事例もあるようでした。
それに、ここにあいさつに来るときには、実際に「就労移行事業所やA型事業所」を開設したあとに来られることもあり、「福祉は初めてです」的な感じで凝られることがあるようです。
私もそうですが、「よくそれで開所するよな~ぁ」と思ってしまいます。それは何でかと言うと、例えば就労移行支援事業所を行なう場合、この福岡市障がい者就労支援センターは、一般企業の求人の開拓や担当職員との意見交換、セミナーなども行なっているので就労移行支援事業所としての出口の部分についての支援を事業所が、就労支援センターさんにしてもらわないといけないと感じました。(ただ、頼りすぎはよくないですが・・・。頼りすぎると怒られそうです・・・(笑))
それに、困難事例に当たったときに1つの事業所で背負い込む負担を軽減するために多くの関係機関と連携をし、信頼関係を築かなければなりません。といって、素直に連携を取っている事業所だと良いんですが、よくわからずに福祉の事を知らずに行なっているととても大変なことになります。
本当に素人の方で、想いで事業を開始するのは良いですが、やっていいこととやっていけないことを思い込みでやっている事業所を見ると大変だなと思います。
皆さんはそうならないように気をつけてくださいね。(自信がない人は、是非、ビリーブ行政書士事務所にご相談ください(笑))
「福岡市障がい者就労支援センター」さんは、本当に魅力的な活動を行なっています。それを福岡市も独自に予算を組んで行なっているので先進自治体だと思いました。
私も思っていることと所長さんも思っていることに共通点が多くあり、話が盛り上がってしまいました。
そこで、「行政書士さんですよね」となり、「じつは、・・・。」みたいに前歴を話したら「なるほど」と、もっと話が盛り上がりました。
実際に困難事例の事例や政策的に本当は就労移行支援事業所のあるべき姿とか、個別支援計画の作成事例やレベルの統一などなど話はつきませんでした。
少なくともここのセンターが福岡市の障害者就労の中核の1つだと思いました。
もし、福岡市内で就労系の事業所を立ち上げる方たちは開設前に必ず行った方がいい場所の1つでしょうね。
ただ、質問をすることについても勉強をしていくことをオススメします。あと、事業所の事業計画についても練り上げていくことも大切でしょうね。
そこまでは自信が無いと思われる方は、是非、ビリーブ行政書士事務所にご相談ください(笑)