事業拡大、と言っても私のことではありませんよ(笑)
たまに、聞かれたりする話です。
「放課後等デイサービスをはじめました。」
とかいうと、
「今、多いでしょう。」
「儲かるんでしょう。」
と、言われます。
儲かるって・・・。どんな感じだろう?と思います。
確かに、ネットとかでは、放課後デイをすると、年間1000万円の利益が出るみたいなことを書いてあるサイトがあるようですが、果たして本当にそうなのでしょうか?
計算上では、人件費を削り、経費を削るとそうなるのかもしれません。
しかし、 それでは、きっと痛いしっぺ返しが来るような気がします。
職員の人件費を許容以上に削ると職員の定着率や支援の質の悪化を招きます。
そうなると、利用者が離れていってしまいます。
いままでは、供給が追いつかず、できるとすぐに利用者定員を埋めて言ったことでしょう。
しかし、時間がたてばたつほど、供給が多くなってきています。
段々質の戦いになっていることを考えていくべきでしょうね。
さらに、少しだけ業界をかじった人は、「放課後デイサービスは、昼からだから午前中は、児童発達支援事業や就労支援A型事業を入れれば売上は上がるでしょう」と言ってきます。
でもそれで、いいんでしょうが、
「障がい児って結構、繊細に扱わないといけないのになあ~。」って思ったりもします。
複数の事業をするって、職員は対象者が変わると頭を入れ替えないといけないし、職員にかなりのストレスがかかるように思います。
そうなると支援の質が低下し、事故を招くような気がします。
簡単に売上が上がらないから事業拡大をと思うとどっちつかずになって結局は、両方悪くなると思います。
やっぱりこの仕事は、信用が大切で、その信用で口コミが広がり利用者が徐々に増えていくような気がします。