福岡の行政書士ビリーブ

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開業のときの借り入れ(福岡市)

2014年06月07日

 私は、平成26年2月に開業したばかりですが、開業時に借り入れをおこしました。


 今回は、一般的な創業・起業・開業・独立のお話です。(介護・福祉だけではなく、飲食店、士業、サービス業、建設業などの一般的な業種を含みます。)

 開業時には、出来るだけ手持ちの資金(自己資金)でやりくりしたいと思いがちですが、今までの経験から私は、最初に借り入れを検討していたほうがいいと思います。

 理由としては、

 ①手持ち資金(現金)がある程度あっても売上や収入などが実際にお金が入ってくるまでには、タイムラグがあります。支払いは待ってくれませんので、充分な手持ち資金(現金)がないと支払いができないことになります。そのため、充分な手持ち資金(現金)を確保しているほうが心理的にも安心です。

 ②手持ち資金(現金)が少なくなり、そこから融資を金融機関に申し込んでも金融機関としては、経営が上手くいかないから資金を調達したいのか、開業時に織り込まれた計画的なものなのか判断しづらいと思います。理由がなければ、金融機関は融資しづらいし、運転資金よりも設備資金などより確実なものに融資をしたいと考えると思います。

 ③手持ち資金(現金)が余裕があると、借り入れの返済もスムーズに進みます。スムーズに返済することで金融機関からの信用があがります。金利や保証料などがかかるので躊躇する人がいますが、事業を行なううえで、信用がとても重要になります。今の金利などはかなり低利になっているので、借りるコストとこれからの信用を考えたときには借りるべきだと思います。

 事業が軌道に乗り、設備投資などで融資が必要な場合、きちんと返済している人とこれから初めて借りる人が、お金を借りたいと申し込んだときに少額でもきちんと返済する人、継続して返済できる人を金融機関は、優先的に融資したいと思います。

 ただ、借りすぎはいけませんよ(笑) 

 福岡市での創業時の融資制度は、日本政策金融公庫、福岡県や福岡市の制度融資などがあります。(いろんな条件や金利は変動しますので、常にいろんな制度の確認が必要です。)

 私は、無担保、無保証人という借りる方から都合のいい条件で探したときにそのとき一番金利が安い福岡市の制度融資を利用しました。  

 福岡市の窓口担当の方も丁寧にいろいろ教えてくださいました。

 また、制度融資のため福岡県信用保証協会の保証が必要でしたが、その担当の方も非常に熱心でとても助かりました。

 福岡市の創業融資も今年度になり少し変更しているようですが、スタートアップ資金、ステップアップ資金などいい制度だと思います。

 融資を受けるときも事業計画書の作成などが必要ですが、自分のビジネスをよりよいものにブラシュアップするためには、当然、事業計画の作成を行なった方がいいと思います。

 開業・独立のときにはは、事業計画書の通りに行かないことが、 多々あると思いますが、失敗の確率を減らす効果があると思います。 

 事業計画を作成するにはいろんな専門家がおられますので、その方たちの協力を得ることもいいと思います。

 公的な機関でも相談は無料だったりします。

 創業、起業、開業、独立を考えている方たちも是非考えてみてください。