福岡の行政書士ビリーブ

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福田農場ワイナリー

2014年06月09日

 この前、地元に帰ったときに水俣では、超有名な観光施設「福田農場ワイナリー」に行きました。

地ビール館

 福田農場さんとは先代社長の福田興次さんの頃から大変お世話になりました。

 商品の取引先として、また、地域づくりのオピニオンリーダーとしていろんなお話をたくさんしていただきました。

 それに、同じ水俣出身と言うことでいろんな方に紹介していただきました。

 過去形なのは、数年間前にお亡くなりになっておられ、そういう意味で、水俣にとっても熊本県にとっても大変な損失でした。

 私は、水俣市から熊本市内に出張するときなどにJRを使っていたのですが、

 よく先代社長さんと一緒に列車に乗っていたものです。 

 車内で商売哲学や地域づくり、観光協会、かんきつ類のこと、新商品の話などを駄洒落を交えて話されていました。

 駄洒落と思って思い出したのが、数年前に福田農場から発売された「早摘みデコぽんす」です。

でこポンス

 これは、大きく美味しいデコポンを作るためには、成長の途中でデコポンを選んで育てるため小さく青いときに間引きをおこないます。

 その間引いた捨てる青摘み(早摘み)デコポンは酸味があり、あまり他に使い道がありませんでした。

 その早摘みデコポンを商品化した逸品です。

 ただ、この商品は捨てると言ってもとても美味しいので、福田農場さんの商品開発力はすばらしいなと感動します。

 なにが、駄洒落かと言うと「デコポン」は、JAさんが商標権を持っています。

 そのため、JAの選果場を通過しないと「デコポン」と名乗れません。

 農家の方が直売所などで販売するときには、品種名の「不知火」で販売しています。

 なぜ、名乗れるのか、

 かんきつ類の果汁をオランダ語で「ぽんす」と呼ぶので、(これがポン酢の語源とも言われています。)「早摘みデコ」+「ぽんす」で「早摘みデコぽんす」言葉の中に、まるで「デコポン」入っています。

 そのあたりのネーミング力もすごい。

 今は、私と同世代の長男さんが社長になられますます発展していくことでしょう。

 彼も愛すべきキャラクターなので、そのうちブログに書くかもしれません。 

 福田農場ワイナリーさんは、熊本県内で初めて観光農園(みかん狩り)としてスタートし、現在、みかんや巨峰などを栽培。さらに熊本県南部(水俣・芦北地方)の特産品である甘夏みかんに付加価値をつけて地域の活性化をにらみ加工品(ジュース、ジャム等)を手がけました。

 昭和63年よりワインの製造免許を取得し、メルシャンとの技術提携によりスペインのサングリアの製造、販売に着手。更に地ビール(不知火浪漫麦酒)を製造、販売に着手。 

 また、農園では自社の栽培された柑橘類を中心に、自社工場で加工品の製造を行っています。

 農園施設内では、工場見学や試飲・試食なども出来るスペイン館(売店)及び、海の幸をふんだんに使ったメインのパエリアなど、スペイン料理が味わえるバレンシア館(レストラン)と、地ビール工場を併設したビアレストランがあります。(出典:福田農場ワイナリー ホームページより)

 福田農場ワイナリー

 住所:熊本県水俣市陳内2525

 電話:0966-63-3900